後席ディスプレイ取り付け
※※このページを参考に自車を改造される場合は、あくまでも自己責任でお願いします。改造の結果、不具合が生じたとしても当方は責任を負いかねますのでご了解ください!※※ これも前車・2代目VOXYからの移植です。 同車種上のモデルチェンジとはいえ、 エレクトロニクス関係が大幅に変わっていることを察知していたため、 車速感応ドアロックや自動格納ミラーユニットの取り付けについては 苦労がともなうことをあらかじめ予測しており、まさにそのとおりだったのですが、 こと後席ディスプレイについては、取り付けるに当たって物理的な違いは まったく予測していませんでした。 ところが! 作業を進めて行くにつれ、大きなハードルが立ちはだかり、 思いのほか苦労を重ねることとなりました。 ◆ディスプレイの取り付けモニターの取り付け用のステーには、KENWOODのSK-701RMを利用しています。 アシストグリップの取り付けねじ穴をそのまま使用できるので、 設置作業にストレスがかかりません。 とても手離れの良いステーです。 前車から取り外したSK-701RMを取り付けるため、 セカンドシートのアシストグリップをはずしました。 で、ここでいきなり問題発生! 何と、ZZR70Wのアシストグリップは、 ネジ止め式ではなくはめ込み式なのです! あ然(・0・) ……どうしよう。このままでは取り付けができない(・・;) あーでもない、こーでもないと考え抜いた挙げ句、 はめ込み穴の向こう側に、ネジを受けるワッシャを入れ、 ステー取り付けホルダーとワッシャとで、車のボディーに挟み込むように固定することとしました。 ホームセンターで、 ネジに合うナットと、アシストグリップのはめ込み穴よりも大きいワッシャを購入(写真左)。 続いてワッシャとナットを瞬間接着剤で固定(写真中)し、はめ込み穴に入れやすいよう、ワッシャを一部を削ります(写真右)。 これを、アシストグリップのはめ込み穴に挿入。 あとは、説明書にしたがってサクサクと組み立てていき、何とかステーの取り付けが完了しました。 ◆ナビからの映像出力さてここからさらなる難関が待ち受けていました(T.T) この後席ディスプレイの映像端子は、オスのピンプラグ。 ディーラーオプションナビの背面には、 映像出力用のメスのピンプラグが出ていて、単純につなぐだけでOK。 つまりこの後席ディスプレイは ディーラーオプションナビにつなぐことが大前提で 設計されているんです。 しかし今回のVOXYは、メーカーオプションナビを選択したことが運の尽き。 映像出力部分の配線設計がまったく異なっていて、 メスピンプラグが存在しません。 その辺の事情についてはシロウトなので、 インパネを開けてナビの背面を見るまで まったくそのカラクリを知りませんでした。 せっかくナビの背面まで取り回してきた 後席ディスプレイのケーブルが、むなしく宙ぶらりんになってます。 ヤバイ。 このままではディスプレイが単なる箱と化してしまいます(^^;;; どうしたものか。 何日もあれやこれやと思いを巡らせていたのですが、 現行の後席ディスプレイオプション用のワイヤーが 助手席側のピラーから天井へ向かって、 あらかじめ引き回されていることを発見。 メーカーオプションナビから助手席側ピラーまで 別売りのディスプレイ用のワイヤーを引き回せば、 そこに必ず映像信号が通っているケーブルがあるはず。 そこから分岐させてオスピンプラグまでつなげば、 理屈では後席ディスプレイが映るに違いない! ということで、さっそく現行後席ディスプレイ用の ワイヤーセットだけをトヨタ部品共販から取り寄せました。 税込みで5,250円です。 いよいよ作業開始! インパネを限りなく取り外します。 針金にコネクタを結わえ、ナビ背面付近をスタート地点に、 すき間を探しながらワイヤーを通していきます。 いったん下までおろし、助手席のカーペット下を横断させ、 ピラー付近まで立ち上げていきます。 続いて、ピラー付近から天井へと続いている後席ディスプレイ用既設ワイヤーとの接続です。 この既設ワイヤー、ピラー付近のスタート地点ではダミーコネクタにささっていました。 ダミーコネクタからとりはずし、助手席下から伸ばしてきたオプションワイヤーと接続します。 とても狭い箇所で、しかも三角窓のそばとあって見通しもきかず、 かなり作業環境は厳しいものの、約10分格闘してようやくつなぐことができました(写真は外から三角窓を通して撮影)。 さて、メスのピンプラグは秋葉原で材料を購入し自作しました。 裸線の部分をピンプラグ内の端子にハンダで接続、 反対側のミニプラグは切り落とし、線を剥いてプラス線とマイナス線を取り出します。 マイナス線は“より線”が剥きだしなので、熱収縮チューブで絶縁しました。 このメスピンプラグを、引き回したばかりの後席ディスプレイ用ワイヤーに接続します。 マイナスはアース線につなぐとして、問題は「どれが映像信号線か?」 ということですが、 事前に八木澤氏にアドバイスと後席ディスプレイ部分の配線図データをもらっていたので、すぐに割り出すことができました。 ワイヤーにつなぎ終わったところで、いよいよピンプラグ同士をつなぎます。 ナビの結線をすべて元に戻し、電源を投入。 ナビのモードを「TV」にセットし、チャンネルを合わせます。 そして、後席ディスプレイの電源をON。 息を呑む瞬間。 すると! みごとに後席ディスプレイにもナビ画面と同じ映像が映りました! この作業を開始したのは、2007年のお盆のころ。暑い盛りでした。 作業を終了したのは冷たい雨の降る2007年11月初旬。 ほぼ3か月越しの取り組みでした。 ジャンル別一覧
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